スタッズ・ターケルの「死について!」という本を読み始めた。様々な職業の人(消防士や医者、軍人、ギャング等)が語る死についてのインタビュー集。決して意識過剰にならず、ユーモアを交えながら淡々と彼らの身近な生と死について語られていくのだけど、ふと書かれた一言が時にその人の信仰心や哲学を象徴する瞬間がある。宗教も思想も、意図して言語化せずとも人間の内に存在するものだと気づかされる。
2020.05.21